2009-04-19

つまんない・・・?

今日は快晴の下、久しぶりに子ども会をお手伝いしました。
大学時代の公園伝道を思い出しました。
キリスト教の暦では先週の日曜日がイースターといって
キリストの復活を記念する日でしたが、
今日は一週遅れの子どもイースター会でした。

プログラムにはゲームがありました。
4チームに分かれましたが、私もあるチームに入れてもらいました。
チーム名は「うさぴ」だったかな?
みんな女のコ。
その中の一人が印象的でした。

「つまんない」

何度もそうつぶやいていました。
確かに一見、つまらなそうです。
でも、エッグレースが始まるとそうでもなさそうになりました。

レースが終わって、次は輪投げです。
すると、また

「つまんない」

と聞こえてきました。
そのまま見ていると、自分の順番が来るのが待ち遠しいといった感じ。
彼女の番になると、狙いを定めず、どんどん投げています。
それじゃあ入らないよ。狙って、狙って!
彼女の返事は

「わざと狙わないもん」

???
それで楽しいのかな、と思っちゃいました。
一つも成功せず、残念だったねと声をかけると

「だって狙わなかったもん」

・・・ここまできて、なるほど、と思いました。
彼女は、自分の希望と違うことが起こるのを
全力で避けようとしていました。
本当はゲームで思いっきり楽しみたいのに、
そうじゃなかったら悲しいから、
最初から期待せず「つまんない」と言う。
本当は輪投げで良い成績を出したいのに、
そうじゃなかったら悔しいから、
最初から「狙わない」とわざわざ声に出す。

期待しても、それが叶わなかった時の失望を
小学2年生で、すでに嫌というほど味わっているのかもしれない、
そんなことを考えたら、何だか切なくなりました。

イースターは復活を覚える日。
死んでいたと思っていたものが新しいいのちでよみがえった日。
失望のどん底に沈んでいた者に圧倒的な希望の知らせが届いた日。

失敗しても、何度でもやり直せる。
悲しみを喜びに、
痛みを感謝に、
すべてのことを益に、
全く変えてくださる神様が共にいてくださる。

2年生の彼女を見て、
期待通りにいかないことを恐れず、
失敗しても大胆に、その気持ちに素直に生きていってほしい、
・・・なんて。



私を見ておられる神様も
きっとそう思っておられるのでしょう。ね。